慎 泰俊
五常・アンド・カンパニー株式会社 代表取締役社長
モルガン・スタンレー・キャピタル、ユニゾン・キャピタルにおいて8年間にわたりPE投資関連業務に携わったのち、2014年に五常を共同創業。金融機関で働くかたわら、2007年から自身の設立したNPOであるLiving in Peaceを通じてマイクロファイナンス機関への投資業務を行ってきた。2019年8月現在、インド、カンボジア、スリランカ、ミャンマーで40万人以上の人々に金融サービスを提供している。朝鮮大学校法律学科および早稲田大学大学院ファイナンス研究科卒。Young Global Leader 2018。囲碁六段、空手黒帯、趣味は写真撮影とドラム。
フィンテック、生体認証、信用スコアリングといった最新のテクノロジーを駆使し、世界の新興国に金融アクセスを届けることで、生まれた場所や環境といった「宿命」から人々を解き放つという壮大な挑戦を続ける慎氏。いま慎氏の目に世界はどう映っているのか伺いたい。
1970年東京都生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科修了。電通、ボストン コンサルティング グループ、コーン・フェリー・ヘイグループなどで戦略策定や文化政策立案、組織開発などに従事。著書『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」』は「ビジネス書大賞2018」準大賞受賞。
サイエンスの発展により、「正解を出す」「予測する」といった人間の行為はすでに陳腐化し、モノがあふれ返る世界では「役立つ」生産も価値を失ったいま、価値ある明日に踏み出すにはどうしたらいいのか。新著『ニュータイプの時代』を発表した山口氏が考える、「新たな価値観」を伺ってみたい。